夜大文字登山のすゝめ
これはなに
夜だけど山に登りたい……。そんな願望を抱く皆様にオススメなのが夜の大文字山。道が整備されており、難易度も低く、日が暮れたばかりの時間だとそれなりの人数がいる夜の大文字山は、夜に登る山としてはぴったりです。
しかし、いくら大文字山とはいえ、何の準備もなしに行くと普通に遭難します。この記事は、夜に大文字登山がしたい皆様に事前知識を提供するものです。「昼の大文字山に登れればいいや」という方は下記より↓
※注意
・この記事を読んで大文字登山を実行し、怪我や遭難などが発生しても筆者は一切の責任を取りません。自己責任で登ってください。
・この記事に書いてあるルート以外は夜には通らないでください。遭難します。
・夜大文字登山に慣れたからと言って、他の山に夜に登らないでください。遭難します。
・昼の大文字山と夜の大文字山は様相が全く違います。気を引き締めて登ってください。
持ち物
・懐中電灯などの照明器具(必須)
・バッテリーの十分残った携帯電話
・飲み物(あったらよい)
本題
というわけで、さっそく始めます。出発は以下の地点とします。
靴は普通の靴で大丈夫です。自転車を止める場所はあるので、出発地点までは自転車で行って大丈夫です。時間ですが、最低2、3時間程度は見積もっておくことをお勧めします。実際の山道は登り40分、下り20分程度です。
登山口まで
出発地点の交差点から銀閣寺の道まで東に進んでください。哲学の道に沿う形になります。しばらく歩くと交差点があり、そのすぐ後ろにトイレがあります。これ以降トイレはないので、ここで行っておきましょう。(昼の写真です)
次に、上の交差点の写真に書いてある赤矢印の道に入ってください。まあまあな上り坂があり、奥に銀閣が見えます。ウォーミングアップだと思って頑張りましょう。
さて、坂を上りきると銀閣寺の入り口があります。今回の目的はここではないので、スルーです。この道を左に進んでください。(昼の写真です)
ここからは夜の写真です。先ほどの道を左に進むと、このように鳥井があります。ここを右折します。
しばらく進むと自転車置き場があります。時間帯によっては自転車は置いてないですが、ここに自転車を置きましょう。
このような看板が置いてある分岐があります。分岐を右に進みましょう。
自販機の光が灯っています。水分を持ってきていない場合はここで買いましょう。
写真の通り、街灯などは一切なく真っ暗です。怖かったらここで引き返しましょう。自販機の左に道があるので、懐中電灯で照らしながら進んでください。
しばらくはこのような道が続きます。道の右は川になっているので、落ちないように気を付けましょう。
しばらく進むと右手に川を渡る橋があります。暗いと全く見えないので、スルーしないように気を付けながら進んでください。
このような柵を通過して、しばらくは石段のような道を上ります。
以下のような木が生えた広い空間に出ます。そのまま直進してください。
分岐らしきものがあります。どっちでも問題ないですが、右から行くことをお勧めします。
しばらく進むと以下のような看板の置いてある空間に出ます。この空間から出ている道は何本かあり、選択をミスると遭難するので落ち着いて行動してください。
看板の左の道を、進行方向左手を照らしながら進んでください。すると、左手に以下のような「千人塚」と呼ばれる碑が見えます。ここを左折してください。右折すると道に迷います。
少し歩くと、このような青い門のようなものが見えるはずです。通過しましょう。
ここまで問題なく来れていれば、最後の難関である地獄の階段が見えてきます。頑張って登りましょう。
道中の建物です。
階段を上り終えると開けた場所に出て、大文字火床に到着します。ここからの景色は写真で見るより圧倒的に綺麗です。楽しんでください。運が良ければ鹿がいます。
帰り
火床から上に登ると山頂に行けますが、夜は行かないようにしましょう。危険ですし、行っても特に景色が綺麗なわけではないです。
来た道をよく確認しながら、最後まで気を付けて帰ってください。お疲れさまでした。