酷道425号のすゝめ

これはなに

 昨年(2021年)の11月16日深夜~未明にかけて、日本三大酷道の一つと言われている「国道(酷道)425号」に突撃してきたので、その備忘録です。

 

そもそも

 国道425号とは、三重県尾鷲市から奈良県を通って和歌山県御坊市に至る、総距離194.8kmの一般国道です。以下の画像は、実際に国道425号を通った時のGPSログですが、御覧の通り紀伊半島を真横に横断することができます。

f:id:Copynight:20220210225749j:plain

赤矢印が始点と終点

こちらの画像を見ていただければ、なんとなくは分かると思いますが、紀伊半島の山をぶち抜いた道です。道路状況も悪く死亡事故も多いため、「日本三大酷道」という、誰が言い出したかもわからない不名誉な称号が付けられています。

 

事の発端

 Twitterを見ていると、国道425号が全線通行可能になったという情報が流れてきたのが事の発端です。そもそも国道425号は総距離198kmとそれなりに長いのですが、災害などで至る所が通行止めになっており、全線通行できるようになったのは数年ぶりです。今行かなかったら、またすぐに通行止めになりそうだなと考え、このツイートを見た4日後に参加者を募集したところ、お出かけをすることを好んでいる3人が集まったので、スバルの軽自動車R2(5MT)に4人を乗せて乗せて突撃しました。

 

酷道

 さて、そうして国道425号全線突破ドライブが始まったわけですが、和歌山県御坊市をスタートとしました。御坊市に向かう途中で某マップを確認したところ、国道425号の一部に通行止め表示を発見しました。

f:id:Copynight:20220210225740j:plain

下北山村付近

実際にここまで行って本当に通行止めだったら、当初の目的が果たせなくなり、かなり虚無です。議論の末、この表記は誤りであろうという希望的観測に達し、突撃を決行することにしました。起点にたどり着いたのは午前1時ぐらいだった気がします。

国道425号に入って最初の3、40分ぐらいは普通の道でしたが、突然道が悪くなり、警告看板が増えました。こういう看板を見ると興奮が止まりませんね。

f:id:Copynight:20220210225742j:plain

ホラー映画に出てきそうな看板

以下の写真は酷道425号で最も酷道であるとされる龍神-十津川間の道路です。このようにガードレールもなく落ちたら死にそうな道がたくさんあり、かなり恐怖(興奮)を覚えたので、慎重に運転しました。

f:id:Copynight:20220210225737j:plain

f:id:Copynight:20220210225734j:plainf:id:Copynight:20220210225721j:plain

道中に明らかに異常なひしゃげ方をしたガードレールが何個かありました。生きてるか心配ですね。

結局のところ、通行止め区間は誤情報で、実際にはちゃんと全線通れるようになってました。

f:id:Copynight:20220210225728j:plain

そんなこんなで国道425号に突入して5時間弱、生きて全線走破を達成しました。三重県尾鷲市に着いた頃には良い朝になっていました。

f:id:Copynight:20220210225724j:plain

結論

酷道が好きな人にはオススメ

・小さい車で行くのがオススメ

・睡眠時間をしっかりとっていくのがオススメ

・昼に行って龍神温泉十津川温泉に入るのがオススメ

・そもそもオススメしない。

 

後日談

 この時の国道425号走破が思ったよりも楽しくていい記憶だったので、1か月後に再び突撃しましたが、開始15分ぐらいで左前輪のタイヤがパンクし、撤退を余儀なくされました。この時の事後処理が本当に大変だったので、もう行きたくないです。

f:id:Copynight:20220210232440j:plain

左前輪がパンクし、スペアタイヤを履いたR2